あたりまえの事を書くブログ

社会人から大人の発達障害に気付いた管理人が日常生活で思った事を書きます。

投資信託と保険はどっちから買えばいいの?

 

記事を書くきっかけ

この前銀行に行ったら保険と投資信託を勧められました。

前職で稼いだなけなしの貯金に目を付けるなんてさすがです。抜け目ない人達ですね。

まあ、せっかくなのでお話しを聞いてみたんですが、幾つか疑問点が湧いてきたので、

 

「結局、最初に買うならどっちがいいのさ?」

 

というのが良く分らなかったので、色々調べてみました。

 

疑問点

どっちの方がもうかるの?リスクは?

保険の方が安全なイメージだけど、インフレ対策ならかえって投資信託の方が安全なのでは?

 

大まかな違い

投資信託のメリット
  • 自分で株式を売り買いするよりローリスク
  • 保険より利回りが良い
  • インフレに強い
  • 基本的にはいつでも売却可
デメリット
  • 損する可能性がある
  • 手数料がかかる = 長く持たないと割高に

 

投資信託って?


証券会社さんに自分の変わりに投資してもらう事。

例えば、

  • アメリカ株が上がりそうだから株式に投資したいけど、どの銘柄に投資したらよいかわからない・・・
  • 日本の国債と安全な株式にバランスよく投資したいけど、どう配分したらよいか分らない・・・

そんな人のために生まれた金融商品です。運用してもらうので、その分手数料がかかります。


損するかもしれないので、その分利回りも保険より配当(利息)が割高です。まあ、自分で株を売り買いしても損するかもしれないので、そういうイメージです。

但し、投資信託の組み合わせにもよりますが、基本的には自分で銘柄を選ぶより安全(値動きが少ない)です。選ぶ銘柄にもよりますがリーマン級のショックがない限り、買値の半分になったとかはそうそうないでしょう。


また、株式や債券が元になっているので、インフレになるとその分値上がりします。

保険のメリット

  • 損しない(満期まで持った場合元金を下回ることはない)
  • 節税効果がある

 

保険のデメリット

  • インフレに弱い 
  • 低利率

 

その名の通り保険です。何かあった時のために備えて買うものです。養老保険とか、生命保険とか色々ありますが、積み立て型の生命保険の場合、満期まで持つと利息と合わせてお金が返ってきます。

例えば、
毎月10,000円積み立てると、20年後には積立額の20%増しで帰ってきますよ~

といった具合。

 

しかも、満期まで持てば絶対損しない、しかも、節税効果と利息が付いてお得・・・というのが銀行さんの理屈。こういうふうに聞くと、まるで魔法の商品みたいで早く投資したくなりますね。利回りは、20年以上持つと1%くらいのものが多いみたい。


あと、節税効果ってやつなんですが、これは、毎年積み立てた分の一定額が所得から一定金額の積み立てを控除することで、その分節税ができる、という事です。

簡単に言うと、毎年保険に積み立てた分の一部と同じ金額だけ税金をはらわなくていいよ~という事になります。

こう聞くと結構すごそうですが(多くの場合、利回り20%以上になるので・・・)、平成28年4月1日現在だと、適用限度額が8万円なので、そんなに金額は大きくないです(https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1140.htm)。


例えば、税率20%の人が20年で500万積み立てたいと思った場合、税率20%の人とかだと毎年1万6千円儲かることになります。500万投資して32万儲かるとすると、20年の利回りはだいたい0.32%になりますね。(この計算式は時間価値を考慮すると厳密にはちょっと違うんですが、まあだいたいそんな感じということで)

 

0.32%を高いか低いかと感じるかは人それぞれですが、20年拘束と考えるとなんともいえないですが、ちょっとごまかされてる感じがしました。

 

また、だいたいの定期は5年以内に中途解約すると損するので、その期間資金を拘束されるというデメリットがあります。また、物価の価値に左右されず一定金額が必ず返ってくるので、インフレに弱い、と言われています。

 

結局最初に買うならどっち?

結論から言うと、今なら最初に保険を買うよりも投資信託を買う方が安全な気がします。(当然、狙ってる利幅や、持ってるほかの資産にもよりますよ!)

得られる利率はそんなに変わらないし(ものによりますが)、投資信託の方が額面上損する可能性はあるんですが、一番の理由は、投資信託ならいつでも手放せるからです。

 

まず、得られる利幅はどちらもそんなに変わらないと思います。

まず、利率を考えると、保険に加入すると20年以上で利回りがだいたい1.5%から2%(節税効果も入れて)くらいなのに対して、投資信託もローリスク・ミドルリスク債の利回りはそれくらいに収束すると思います(買うタイミングや売るタイミングにもよりますが)。

 

ただ、投資信託はいつでも手放せるのに対して、保険は手放せません。ぶっちゃけ、インフレかデフレになるかはわかんないですが、少なくとも保険は5年程度は資金拘束される、そして、投資信託なら、満期までならいつでも解約できる。

 

なので、自分で手放すタイミングを選べる分、投資信託の方が良いのでは?と感じました。もし僕なら、インフレ、デフレ対策として定期・投信、保険は掛捨で入って節税効果だけ狙います。掛捨てだと損するんですが、その分資金を拘束されない、つまり、投資チャンスが増えてインフレリスクに備えられるので・・・

 

まあ、一番大事なのは「投資は自己責任」という姿勢だと思うので、きちんと情報を吟味して、自分で判断しましょう。

 

*大事な事ですが、投資は自己責任で!別にトランプバブルの相場で投資信託が買い時とか言ってるわけじゃないですからね笑